転職エージェントの面談の準備:聞かれること・こちらから聞くこと
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先に結論
- 面談では、これまでの仕事・希望の条件・転職の時期を、自分の言葉で話せるようにしておくと進めやすくなります。
- こちらから確かめておきたいのは、許可を受けた事業者か、手数料の説明、短い期間で辞めたときの返戻金の制度、個人情報の扱いです。厚生労働省の求職者向けの資料に、確かめる項目がまとまっています。
- 職業安定法では、職業紹介事業者は、業務の目的に必要な範囲で、目的を明らかにして個人情報を集め、その範囲で使う決まりです(本人の同意がある場合などを除く)。
- 紹介を受けた求人に応募するかどうかは、自分で決めます。転職しないという選び方も残したまま面談に行って構いません。
この記事は、転職エージェントの面談の前に整理しておくことと、面談でこちらから確かめておくことをまとめます。面談を受けたからといって、転職を決める必要はありません。今の会社に残るかどうかも含めて、考える材料を集める場として使えます。
面談の前に整理しておくこと
面談で聞かれることは、会社や担当者によって違います。次の項目を先に書き出しておくと、どの聞き方をされても答えやすくなります。
| 整理しておくこと | 書き出しておく中身(例) | 関係する記事 |
|---|---|---|
| これまでの仕事 | 担当した相手の種類、仕事の流れ、自分の役割、外に出してよい数字 | MR の経験を整理する・保険の営業の経験を職務経歴書にまとめる・金融機関の営業の経験を言いかえる |
| 希望の年収 | 額面で言うのか、手取りで考えるのかを分けておく。今の年収の内訳(月の給与・賞与・歩合) | 転職で年収を比べるときの見方・年収から手取りの目安を出す計算 |
| 給与の形 | 固定給だけがよいか、歩合給があってもよいか | 歩合給のある営業の給料の見方 |
| 転職の時期 | 今の会社に伝える時期、賞与の時期、引き継ぎにかかる期間 | 退職の手続きの順番 |
| 変えたいこと・変えたくないこと | 仕事の中身・働く場所・働く時間・給与の形のうち、どれを変えたいか | ― |
| 転職しない場合 | 社内の異動の制度、今の仕事を続けた場合に変えられること | ― |
- 前の勤め先や取引先の名前、社外に出していない数字は、面談でも話さない形に整理しておきます。
- 希望の年収を聞かれたときに、額面か手取りかがあいまいだと、話がずれることがあります。数字を出すときは「額面で」と添えると伝わりやすくなります。
運営する当社の代表は、複数の転職エージェントの面談を受けたことがあります。準備しておいてよかったのは、営業の実績を数字で言えるようにしておくことと、希望の条件に順番を付けておくことでした。合わないと感じたのは、希望と違う求人が多く出てきたときと、決めるのを急かされたときです。これはひとつの例で、担当者や会社によって進め方は違います。
面談でこちらから確かめること
厚生労働省と都道府県労働局の求職者向けの資料「職業紹介事業者を利用するときに知っておきたいこと」には、職業紹介事業者を使うときに確かめる項目がまとめられています。そのうち、面談のときに聞いておきやすい項目を表にしました。
| 確かめること | 資料の中身(要点) | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 許可 | 人材サービス総合サイトに、許可事業者として載っているか | 「有料職業紹介事業の許可番号を教えてください」 |
| 手数料 | 求人者への手数料と、求職者への手数料の両方について説明があったか | 「私が払う費用はありますか」 |
| 返戻金の制度 | 短い期間で辞めたときに手数料を返す制度の有無と中身 | 「返戻金の制度はありますか」 |
| 労働条件の明示 | 労働条件がきちんと示されているか | 「この求人の労働条件を書面でもらえますか」 |
| お祝い金 | 求職の申込みの見返りとして、お祝い金などのお金を受け取っていないか | ― |
| 就職したあとの転職の勧め | 就職した日から2年間、その事業者から転職を勧められていないか | ― |
| 苦情の受け付け | 求職者からの苦情を受け付ける体制があるか | 「困ったときの連絡先はどこですか」 |
- 許可の確かめ方は、転職サイトと転職エージェントの違いの「許可の確かめ方」にまとめています。
- 同じ資料では、問い合わせ先として、事業所のある都道府県の労働局が挙げられています。
個人情報の扱い
職業安定法第5条の5では、職業紹介事業者などは、業務に関して求職者の個人情報を集め・保管し・使うときに、業務の目的の達成に必要な範囲で、目的を明らかにして集め、その目的の範囲の中で保管し・使うこととされています。ただし、本人の同意がある場合など、正当な事由がある場合は除かれます。
面談では、次のことを確かめておくと安心です。
- 職務経歴書などの書類を、どの会社に出すのか(応募の前に知らせてもらえるか)
- 応募しないと決めた会社に、書類が出ていないか
- 登録をやめたいときの手続き
面談のあとに確かめること
- 紹介を受けた求人は、求人票で中身を確かめます。固定残業代が含まれているか、年収の内訳はどうなっているかは、求人票の読み方:固定残業代・年収の内訳を見てください。
- 内定のあとは、労働条件を書面で確かめます。確かめる項目は内定のあとに確かめる労働条件の書面の項目にまとめています。
出典(確かめた日:2026-10-29)
- 厚生労働省・都道府県労働局「職業紹介事業者を利用するときに知っておきたいこと 求職者の皆さまへ」(PL031022需06・鹿児島労働局の掲載)
- 新潟ハローワーク「職業安定法(抄)(求職者等の情報の取り扱いについて)」(第5条の5)
- 厚生労働省「令和8年10月1日から適用される職業紹介事業の業務運営要領」(手数料の決まり。確かめた日は 2026-10-26)
最終確認の日:2026-10-29
書いた人
合同会社HSコンサルティング
営業の仕事をしている人の転職と退職の手続き、お金の見方を、国や公式の資料で確かめてまとめています
この記事の下書きと事実の確かめに AI を使い、出典の公式ページと突き合わせています。公開するかどうかは当社が判断しています。


