金融機関の営業(渉外・提案営業)の経験を言いかえる
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先に結論
- 厚生労働省の職業情報では、銀行・信用金庫の渉外は、担当の地域の会社・個人事業主・個人を訪ね、金融のサービスを届ける仕事として説明されています。
- 金融機関の中の言葉(渉外・稟議・預かり資産など)は、ほかの業界の人には伝わりにくい言葉です。だれに・何を・どう進めたかの形に直して書きます。
- 取引先の名前や、社外に出していない数字は書きません。職務経歴書に書ける数字は、自分で確かめられて、外に出してよいものだけです。
- ハローワークの案内では、成果は数字で示すこと、専門の言葉はふつうの言葉に置きかえることが勧められています。
この記事は、銀行や信用金庫などの金融機関で、渉外(外回りの営業)や提案営業をしてきた人が、その経験をほかの業界の人にも伝わる言葉に言いかえる方法を説明します。
渉外の仕事の説明(厚生労働省の職業情報)
厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)の「銀行・信用金庫渉外担当」では、仕事を次のように説明しています。
- 本店・支店の担当の地域の会社・個人事業主・個人を訪ね、きめ細かな金融のサービスを届ける
- 預金・貸金・為替のほか、投資信託や保険などの提案もする
- 会社には事業承継や海外進出の支援、個人には相続やローンなどの相談に応じる
- 1日の流れ:その日の予定と、お客様や金融・経済の情報を確かめて同僚と共有する → お客様を訪ねて課題をつかむ → 社内外の専門家にも相談しながら提案する → 会社に戻って報告書・稟議書・提案書をつくる
同じページでは、決まった学歴や資格は求められていないものの、簿記・銀行業務検定・ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格が評価される傾向があること、お客様の家庭の事情に深く立ち入るため、法令を守ることと情報の管理に高い倫理観が求められることが書かれています。
信用組合など、job tag の「銀行・信用金庫」に入っていない金融機関で働いてきた人も、仕事の流れが近ければ、下の表と同じ形で整理できます。自分の仕事の中身に合わせて直してください。
金融機関の言葉の言いかえ
| 金融機関の中の言葉 | ほかの業界の人に伝わる言い方(例) | 書くときの材料(例) |
|---|---|---|
| 渉外・外回り | 担当のお客様を持ち、定期的に訪ねて関係を保つ営業 | 担当した地域、お客様の種類(会社・個人事業主・個人)と件数 |
| 提案営業 | お客様の事業や家計の課題を聞き取り、解決の案を出す営業 | 聞き取りから提案までの進め方、提案した件数 |
| 社内外の専門家への相談 | 社内の担当部署や外部の専門家と調整して、提案をまとめる仕事 | 調整した相手の種類、まとめた提案の数 |
| 稟議書 | 根拠をそろえて、社内の承認を得るための文書をつくる仕事 | つくった文書の種類、承認までの流れ |
| 報告書・提案書 | 聞き取った内容を整理して、読む人に合わせた書類にする仕事 | 書類の種類、使ったソフト |
| 情報の管理 | 決まりに沿って、お客様の大事な情報を扱ってきた経験 | 守ってきた決まりの種類(社内の規程など) |
| 銀行業務検定・簿記・FP 技能士 | 資格の名前はそのままにして、何の知識かを短く添える | 資格の正式な名前、取った年月 |
- 「預かり資産」「融資の実行」など、業界の外では聞かない言葉は、何をしたのかが分かる言い方に直します。
- 成果は、件数・期間・自分の役割(担当・補佐など)をそろえて書くと、読む人が比べやすくなります。
- 取引先の名前、貸したお金の額など社外に出していない数字、お客様の家庭の事情は書きません。前の勤め先との約束(就業規則など)で外に出せない情報がないかも確かめます。
職務経歴書の形(ハローワークの案内)
ハローワーク品川とハローワーク川崎の資料では、次のように説明しています。
- 書く前に、経験したこと・努力したこと・成果や評価されたことを書き出す(キャリアの棚おろし)
- 時系列で書く「編年体形式」か、仕事ごとにまとめる「キャリア形式」を選ぶ。組み合わせてもよい
- 成果は数字で示す。専門の言葉は、ふつうの言葉に置きかえる
- A4 で2枚にまとめる(ハローワーク品川)
- 応募する会社が求めている人の姿を意識して、関係のある経験をくわしく書く
ハローワーク川崎の資料では、転職の回数が少ない人には編年体形式、転職の回数が多い人や仕事の種類ごとに伝えたい人にはキャリア形式が合うとされています。支店や担当の替わりが多かった人は、仕事ごとにまとめると、何をしてきたかが読む人に伝わりやすくなります。
経験の例
運営する当社の代表は、信用組合で提案営業をしていました。地元の中小企業の社長、個人事業主や商店、個人のお客様を担当し、新しい取引先の開拓もしていました。提案していたのは主に預金・積立と、資金の相談の入口です。
ほかの業界の人に説明するときは、商品の名前よりも「長く付き合う取引先との信頼関係をつくっていた」と伝えたほうが伝わりました。次の仕事でいちばん役に立ったのは、足を運んで会う数を重ねる行動量でした。これはひとつの例で、伝わりやすい言い方は相手の業界によって変わります。
次に確かめること
- 給料のしくみが変わる仕事に移るときは、転職で年収を比べるときの見方と、年収から手取りの目安を出す計算ツールで、手取りの目安を並べて見られます。
- 歩合給のある営業の仕事を考えるときは、歩合給のある営業の給料の見方を見てください。
出典(確かめた日:2026-10-29)
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「銀行・信用金庫渉外担当」(ページに更新日の表示はない。統計は令和7年賃金構造基本統計調査などと表示)
- ハローワーク品川「職務経歴書の書き方」(東京労働局のサイトに掲載)(作成の時期の表示はない)
- ハローワーク川崎「応募書類 履歴書・職務経歴書の役割と書き方」(神奈川労働局のサイトに掲載)(作成の時期の表示はない)
最終確認の日:2026-10-29
書いた人
合同会社HSコンサルティング
営業の仕事をしている人の転職と退職の手続き、お金の見方を、国や公式の資料で確かめてまとめています
この記事の下書きと事実の確かめに AI を使い、出典の公式ページと突き合わせています。公開するかどうかは当社が判断しています。


